2008年08月20日

4.組み立ててみる

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ほぼ毎週水曜日更新の 「デザインについて考える」シリーズ

デザインはスポーツと同じだ!をモットーに、
オリジナルでビーズアクセサリーを作ってみたいと思う方へ、部活っぽく
いろいろな切り口でトレーニングと練習をご提案しています。

左のサイドバー一番上の「カテゴリー」からシリーズの過去の記事が簡単に一覧できます。
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夏休み明け初のデザイン部です!

今まで宿題を送ってきた部員のみなさん、2回目の宿題がまだ届いていない方も
いらっしゃいますが…。

まだお待ちしています。


それでは、

「色から入るデザイン」

ということで、実際にアクセサリーを作りながら毎週追っています。


今までを簡単にまとめてみると。

1.心に残る「いい」と思う写真などを選び、そこから色を抜き出す。



2.それらの色で表現するテーマを決める。


3.テーマを連想される形を決める。


4.色と形をイメージしながらビーズを選び、配置を決めていく。

 


の作業でしたね。

前回、ビーズを選んで、配置をあーでもない、こーでもないと悩みながら
決めてきましたので、ここで一度組み立ててみます。

組み立ててみると、また変更が出てくると思います。

それでは、

まずは前回並べたビーズを9ピンなどを使って完成形に近い形にしていきます。




9ピンを使ってみると、ビーズの部分がまだ単調すぎるように感じます。また、ピンに金古美を使っていますので、少しくらいイメージもします。




大きめのビーズ(5ミリ)の間に、小粒の淡水パールだけだったのを、ラウンド4ミリの透明感のあるビーズも入れてみました。

色合いはよくなった気がしますが、今度はラインの形状の、バランスが悪いように感じます。




ラウンド5ミリ・パール・ラウンド4ミリ・パール・ラウンド4ミリ・パール・ラウンド5ミリ と1つづつピンでつないでみました。

金具の分量が増えたため、今度はさきほどより透明感が減ってしまいました。

ここで金具の色を変えることも考えましたが、他の選択肢としてはシルバーになります。しかし、シルバーは光加減が強すぎて「落ち着き」というイメージを加えたいので、ここは金具の色変更はなしで、ビーズで調整することにしました。




次に考えてみたのが、透明感のあるランド4ミリを途中で連続して挿入することです。

こうすれば、透明感が強調され、また全体のラインにもほどよい変化を与えてくれます。

変化を強調するためと、少し明るさを増すために、5ミリビーズの脇にシルバーの丸小もはさんでみました。

ここではナイロンコートワイヤーを使っています。




9ピン部分は、サラサラと動きますが、ナイロンコートワイヤーを使った部分がやや固く、直線的になってしまうので、もう少し柔らかく動くようなラインにしたいと思いました。

そこで、ボールチップとテグスに変えて作り変えてみました。




しかし、両方持ってみると、あまり固さは変わらず、イメージとは違いました。

もっと柔らかく動くようにするには、テグス1号か糸を使うことになりますが、
この部分はどちらかというと、実際に身につけた時の動きに影響する部分なので一番最後にバランスと動きをみて再考することとしました。




次に緑の色が入る ちょっとワサワサとした感じの部分です。

ここは、
ネックレス全体のポイントにもなる部分です。




まずは、丸大サイズのビーズ7個をTピンに通し、丸めたものを集めてみました。

悪くはないのですが、もう少しインパクトがあってもいい気がします。

緑系の大きめでポイントとなるようなビーズが新たに欲しくなりましたので、いろいろと手持ちのものを探ってみました。




こんなビーズがありました。

色は完璧ですが、全体のモザイク風な柄がワイルドな印象を与えて、当初のイメージとは異なりますので却下。




次に見つけたのが、天然石のブラッドストーンです。色もいいですし、形も葉をイメージできそうです。

ただ、難点があり、このビーズは穴が横にあいています。しかも上のほうにだけ。
非常難しい位置に穴があります。

まずは、この穴の場所でうまくデザインが考えられるか試行錯誤してみます。
それがだめなら、他のビーズを別途用意することとしました。




ということで、今日はここまで。
来週までに、この部分の解決方法を探すこととします。

 現在の段階でのイメージ的な配列です。
全体が淡い色なのでうまく画像で色合いが再現できていませんが、なんとなくこんな感じです。

これが、今後どのように変化して、完成するのか
私にもまだわかりません。

細かい試行錯誤を繰り返して
手間を惜しまず

整えていくことが大切だと思います。

それではまた来週。  

2008年07月30日

2.形を考える

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部活デーがやってきました。

今まで、

■いいと感じるものを選ぶ【1枚のあじさいの写真】

■色を選ぶ【紫・深緑など…】

■その色からテーマ(イメージ)を決める【落ち着いた・しっとり・静か・みずみずしい】


と進めてきました。

今週はイメージに合う形を考えるのがテーマです。

さっそくいろいろ書き出してみました。
実際には鉛筆でもっと書き出しましたが、その中からいくつかを
グラフィックにしてみました。



前回触れたように、
一番最初によいと思ったモノや風景などの形を
取り入れることよりも、そのイメージを大切にしましょう。

それでは1つづつ見て行きましょう。


1番、2番のようなシンプルなデザインは
落ち着き、静かというイメージに向いています。

3番の幾重ものラインは、雨のイメージを感じさせますが、
ラインが動くことを考えると静よりは動のイメージが
強いかもしれません。

4番にアジサイの形をイメージしたモチーフを入れてみました。
絵画のように繊細な色合いや形が表現できないので、
アジサイのように、細かい花の集合体は
緻密なイメージは出るかもしれませんが、

落ち着き というテーマにはやや違和感を感じます。

5番は2番の変形ですが、左右対称で規則正しい
配列は落ち着きを感じさせます。

6番はしずくをイメージしましたが、
アンシンメトリーの配置は、動きがでています。

7番もラインはシンプルですが、アンシンメトリーの配置については
6番と同様です。

8番は、シンプルなラインに左右対称を組み合わせ、
一部に複数のラインを入れることで動きを抑えながらも
変化を加えています。


以上を考えると、1番、2番、5番、8番が候補にのこります。

イメージとかけ離れすぎず、
デザイン的におもしろさのあるバランスを考えると

8番のデザインが、この中では私は一番テーマに合いそうな気がします
ので、8番をベースに組み立てていきたいと思います。




このように、自分の書き出したスケッチと
自分のテーマを比べながら、よりよいと思うものを選び、
テーマにそぐわないものをを削除ましょう。

その時、何が合って、何が合わないのか

(例:規則正しい配列は落ち着く。
アンシンメトリーは動きがある。)

をはっきりと認識しましょう。

また、合うと思うものがいくつかあれば、
それらを組み合わせて新しいデザインを考え、
また他と比べて見ることも大切です。

テーマが複数あって混乱しやすい場合は
テーマを1つか2つに絞り込んでから
この工程を行ってみましょう。


ここで決めたデザインはあくまでもベースです。


次回からは、実際にビーズが登場します。



先週までの宿題

1.テーマを感じる、デフォルメしたデザインを書き出してみる。
2.イメージの元となった形を取り入れたものも加える。

来週までの宿題

1.書き出したデザインの中からテーマに合うものを
  理由づけして、抜粋していく。



それではまた来週です。  

2008年07月23日

2.形を考える

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いよいよ実践練習に入ったデザイン部です。

今やっているのは色から入って、作品を仕上げるステップのご提案。

先週は、その1回目。
自分が「いい」と思うものの色と、そこから受ける印象を詳細にイメージしました。

今週は、2回目。1回目でイメージしたテーマを元に形を決めていきます。



前回自分で使いたいと思った色とテーマを
もう一度見直してみましょう。

しっかりとしたイメージが固まっていますか?

それからテーマが多い人は、最初のうちは、
上位3つか4つくらいに絞っておいたほうがよいかと思います。
一番表現したいものを決めましょう。

そのイメージを元に今日は形を考えていきます。

前回、私は「あじさい」を取り上げて、

「落ち着いた」「しっとり」「静か」「みずみずしい」

というキーワード(イメージ)をつくりました。



そして、いよいよ形になるわけですが、

ここで、考えて欲しいことは、私が表現したいのは、「あじさい」
そのものでなくて、「あじさい」から受けるイメージです。

「形」と言われて、イメージを受けた元のモノの形を使おうと思ってしまう
かもしれませんが、それはよく考えてみましょう。

本当にアジサイの形を使うことが効果的なのでしょうか?
他の形を使った方が効果的かもしれません。

みなさんも、イメージの元となったものがあると思いますが
それらの形にこだわりすぎると、テーマを最大限に
表現できないこともたくさんあります。

花や景色を見て、すばらしいテーマを思いついたのに、
色も形も、あれもこれも取り入れようとして
本来のテーマが見えなくなってしまうケースもあります。

絵画や写真など、精密な描写ができるものなら
すべてを取り入れて世界を表現することも可能です。

が、今取り組んでいるのは、ビーズアクセサリーです。

そこには大きな違いがあります。


ここは大切なところだと思いますので繰り返しますね。


イメージの元となった物の

「色」に加えて、形も取り入れることが、

テーマ(イメージ)をより強く打ち出すことができるかどうか?



を次の工程を通して自問してください。

今日はもう少しだけ続けましょう。



今度はスケッチブックに形をデッサンしていきましょう。

基礎トレのときに、デフォルメしたデザインを描きましたね。
きっと、基礎トレを続けている方は、
今頃はたくさん、スケッチができているはずです。

はずですよね!部員のみなさん!!

これが役に立ちますよ。

それらを見ながら、自分のテーマ、イメージに近いデザインを選んでどんどん
スケッチしていきましょう。

ここでは、まずはインスピレーションが大切。

ここでは、先に話した、イメージの元の形も取り入れたデザインも描いてみたら
イメージと合うかどうか比較になると思います。


次週は、実際に私が描いてみたスケッチを使って
形のしぼりこみを行います。


来週までの宿題

1.テーマを感じる、デフォルメしたデザインを書き出してみる。
2.イメージの元となった形を取り入れたものも加える。



この宿題は、来週の部活後、もう一度練り直してからの
提出になりますので、じっくり取り組んでくださいね。


先週出した宿題をさっそく提出された部員の方も数名いらっしゃいます。
今からでもOKですので、
一緒にやってみたい!という方ご参加お待ちしています。

http://beans.ti-da.net/e2213285.html

の記事をご覧になってご参加ください。


宿題提出先は
info★beans-okinawa.comまで 
(★を@マークに変えて送ってください。)

宿題は、順次返送いたしますので、お待ちくださいね~。

基礎トレは忘れずに・・・
それではまた来週~  

2008年07月16日

1.テーマを決める

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部活デーです!!

さて、今日からいよいよ実践編本編です。

実際に作品制作をしながら、基本的な考え方のご提案をしてみたいと思います。


今まで、「色」「形」「素材」の3つのキーワードでいろいろ考えてきました。
実践となると、この3つを組み合わせていかなければなりませんが、
同時に3つを考えるのは最初は難しいと思います。

無理をして、あれもこれもと考えていくうちに、どれも中途半端で収集が
つかないデザインになり、何を打ち出したいのかサッパリわからないという
ものになってしまいます。


そこで、まずはどれか一つにフォーカスして
そこを入り口にしましょう。


今回からのシリーズで取り上げるのは
「色」 まずは色をメインに考えていきます。


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では、どんな「色」を使いましょう?

まず最初に、「テーマ」がないといけません。

かといって、「愛」とか「希望」とかいう抽象的なものを
テーマにしても、これはハードルが高すぎます。

覚えていますか?
一番最初に「自分がいいと思うものを」見つけて
それの「何がいいのか」、「どこがいいのか」を分析するトレーニングをしたことを。


http://www.yunphoto.net/

もうすぐシーズンも終わりですが、アジサイです。
綺麗な色ですね。

このアジサイの色をテーマにしてみましょう。

自然界のものは、一番やりやすいテーマです。
すでに完成された存在ですから、それを真似ることで失敗なくまとめることができます。

デザインビギナーには、大変やりやすいテーマだと思います。

さて、アジサイですが、
私のイメージでは、「雨」と切り離せないので
鮮やかな感じより、少し暗めの感じで、そして水の透明感も加えたいところです。


絵の具や色鉛筆で色のイメージを固めていきましょう。
すると、本当は紫と思っていたものが実際には
ブルーに近いことを時間します。



次に、ただたんに、色を真似るだけでなく、
どんな「感じの色」にしたいのかをイメージすることが大切です。

スミレの紫
アジサイの紫

似ていますが、アジサイの紫を選ぶにはわけがあって
それは 薄暗い雨の日にしっとりと咲くアジサイの紫であって
可憐ですがすがしいスミレの紫ではないからです。


赤でも、ハイビスカスの赤なら「元気な真っ赤な燃えるような赤」
バラなら、「妖艶な深紅」など、その色にどんなイメージを受けて、それを
表現したいのかを突き詰めていきましょう。

ちょっと難しいかもしれませんが、大事な作業です。


使う色とその色によって受け取る「感じ」をしっかりと固めます。

ここまできたら、これを紙に書いておきましょう。


(汚い字ですいませんが…汗

デザインの過程では、コンセプトがずれてしまうことが多々あります。

これは、慣れている人でもありがちです。

「そんな事忘れないよ。」と思うかもしれませんが、
実際にやってみると、面白いように自分の考えが変わるのが
経験できると思います。

ですから、まずは紙に書いておきましょう。
今後、迷ったらここに戻ってきましょう。


今日はここまで。
ゆっくり進めていきますので、
是非、みなさんもご一緒にやってみてください。


来週までの宿題

1.使いたい色を選ぶ。
2.色を実際に絵の具、色鉛筆などで再現してみる。
3.その色の何がいいのかを考える。
4.テーマを書き出す。




ブログ読者の方で、一緒にデザインをやってみたいという方がいらっしゃいましたら
この記事で紹介する方法で1ステップづつデザインをしてみてください。

その過程を画像とメモで記録したものをメールでお送りいただければ
私なりの、ご提案などを添えて返信いたします。

希望者多数の場合は…
またその時考えますので、お気軽にどうぞ。

宿題提出期限は次の部活デーまでです。