2008年03月12日

色鉛筆を使う

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ほぼ毎週水曜日更新の 「デザインについて考える」シリーズ

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このシリーズもあっという間に3回目。ということは2週間が過ぎたんですねぇ。
速すぎます。

7日の記事で少し書きましたが、
今は、基礎トレーニング、の段階です。基礎トレは継続して行うことが大切ですから
日常生活に上手に取り入れてできるようになるのが理想ですね。


今日は「絵を描こう」です。

絵というと大げさですが、
手を動かそうということです。いいものを見る、観察するというのがまず第一のステップとしたら
それを、より自分の中に取り入れられるように 手を動かしていきましょう。

必要なのは、紙と色鉛筆。

思いついたときにすぐに手に取れる色鉛筆から初めてみるのはどうでしょう?
私も机の上には色鉛筆と、スケッチブックが手の届くところにおいてあります。


「さぁ、絵をかくぞ」なんて思わないでくださいね。
それに、描くものは誰にもみせないので、どんなものでもいいのです。
大切なのは手を動かすこと。

では・・・何を書きましょう?




1回目2回目の記事でご紹介した中で、
みなさんが記録した「いいもの」の「いいところ」を書いてみましょう。

この和柄のコースターが
何度も登場していますが、

たとえばこれだったら、



こんな風に

色だけとりだして塗ってみたり、

モチーフの一部をコピーしてみたり。
色数の少ない色鉛筆では表現できない色もあると思いますが、
それはそれで、この青では明るすぎるとか
もうちょっと赤
とか、感じること自体がトレーニングになると思います。

色鉛筆の数は画材屋さんでばら売りで買い足せますので
もっと欲しいと思ったら足していきましょう。


実際に手を動かすことで様々な発見があります。

テスト勉強でも、見るだけより
書いた方が覚えやすかった経験はありませんか?

手を動かして記憶したものは
より鮮明に「デザインの素引き出し」
にストックされていくと思います。





先ほどの和柄コースターの色と
↓のくねっとした木の形をミックスしてみました。



こんな風にして
まずは、どんどんスケッチブックを
汚していきましょう。

余白も使って
小さくてもいいですから
たくさんたくさん

色遊び、形遊びをしてみませんか?





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Posted by Yamada at 18:56Comments(0)TrackBack(0)色を体感する

2008年04月02日

絵の具で遊ぶ(1)

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沖縄尚学がベスト4進出!!やった~!
明日の午後の準決勝時は街から人通りが消えることでしょう。

さて、水曜日のデザインシリーズ。

今日は絵を描こうの続きです。

小学校の時に覚えがある方も多いと思いますが、絵の具を使ってみましょう!
今回は、

■絵の具になれる。

ことをメインとして、

絵の具は「色を混ぜる!」という作業を通じて
色を感じる 基礎トレをしてみましょう。

ここでお勧めしたいのが「3原色絵の具」
画材店などで、300円程度で手に入ります。

基本的にはこの3色で、ほとんどの色がつくれることができます。



色を混ぜていくことで、目で見ている色が実は
様々な色の組み合わせでできていることを実感できます。



あとは、100円均一で買った、パレットと、筆。そして筆洗いの水。
かまえずに、気軽に挑戦してみましょう!

まずは、色のそのまま画用紙に塗ってみます。



これが3原色。

次に2色を同じくらいの分量づつ混ぜてそれを塗ってみましょう。



赤+青=紫  青+黄色=緑 黄色+赤=オレンジ

それぞれを混ぜた色と色の間に塗ります。

次に、さっき作った色にちょっと原色を増やして混ぜます。



紫+青=青紫 紫+赤=赤紫
というように、塗ってみましょう。
こんなグラデーションができてきます。

さらに、原色の分量を変えていくと、きれいなグラデーションの円ができます。

とても鮮やかな色たちですね。



たとえば青を中心に考えると近くにある色は、家族のような仲間たちです。
反対側にあるのは、対照的な色です。

仲間とは無難にまとまりますが、反対の色とは、
上手につきあえば、とても強力な効果がでたり、失敗すると喧嘩になったりします。

しかし、実際に身の回りにあるもので、
こんなに鮮やかな色はあまりありませんね。

次回は、この鮮やかな色に黒や白を加えて、もっと色の幅を増やしていきましょう。


せっかくパレットに出した絵の具ですから、
いろいろ混ぜてちょっと遊んでみましょう。

この3色だけでりんご描いてみました。
やっぱり、絵を描くって楽しいです!




※きちんとした「色彩学」には、違う呼び方や、もっと細かい知識が出てきますが、
ここでは、まずは色に親しみ、感覚を感じることを目的としていますので
複雑な知識や、名称はつかいません。あくまでも、色を楽しみの一つの方法
として考えていただければ幸いです。



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Posted by Yamada at 19:02Comments(0)TrackBack(0)色を体感する

2008年04月09日

絵の具で遊ぶ(2)

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前回から登場した絵の具で色を体感する練習。
本日は2回目。

前回は、3原色絵の具を混ぜ合わせていろいろな色をつくりました。

今回は、白と黒を加えて、計5色で色を体感しましょう。

絵の具を使った練習は水彩画を描くためのものでなく、
色を体感するためのものですから、
見た目にこだわる必要はありません。

上手にできなくても、何度かトライしてみてください。
最初は筆に含ませる水の量もうまくいかないかもしれませんが、
次第に慣れてきます。

黒は3原色絵の具を均等の分量で混ぜると黒になりますが、
真っ黒になるようにつくるのは
難しいので、今日は白と黒の絵の具をつかいます。



まずは画用紙の上の左に真っ白を塗り、そこに少しづつ青を足していき、
一番右側が青だけになるように塗ってみましょう。



パステル調の青のラインができました。
さわやかな印象の綺麗な青の仲間たちです。

今度は、画用紙の左側に、白に少しづつ黒を足して、グレーのラインを作ってみましょう。
一番左下が真っ黒です。

黒は少しで、色が大きくかわりますので、
本当にちょっとづつ足していきましょう。



次に、画用紙一番下に、黒から青のラインをつくります。
一番右が青だけ。そこに少しづつ黒を足していき、
左側がさきほど塗った真っ黒になります。

同じように、中間くらいのグレーをたくさんつくっておいて、
青にそのグレーを少しづつ足してラインをつくってみましょう。



青に白を足す。青にグレーを足す。青に黒を足す。
それぞれ、違うニュアンスのラインが見えてきます。

グレーは今は一種類だけですが、このグレーもより黒に近いグレーでラインをつくったり
より白に近いラインでグレーをつくることができます。

これを、青、赤、黄色、緑、オレンジ、紫の色で同じように行ってみてください。
色彩学上からみるとちょっと乱暴な言い方になるかもしれませんが、

絵の具では 3原色+白+黒の分量を変えることで、すべての色が再現できます。

学校の美術室にあったのを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

←これが

これは、今みなさんが描いた表をもっと細かくしたものです。



逆に言えば、今、みなさんが見ている色のほとんどが
この5色の絵の具で再現できるということです。




色を見て、これがどんな色がどのような分量でつくられているのかを
感じる事ができるようになると、
その色に合わせやすい色、を想像することができます。

美味しい料理を食べて、どんな素材や調味料が使われているか感じることができるような感覚です。
お醤油ベースの料理であれば、ご飯に合うんじゃないか。
キムチが使われているから、豚肉に合うかも。

同じように、
この色には、青が入っているから、青系が合うかもしれない。
逆に、この色は紫+グレーだから、青+グレーが合うかもしれない。

そんな考え方を助ける練習の一つになると思います。

絵の具のよいところは、見たものの色を、この5色を混ぜ合わせてつくりだすことで
そのトレーニングをすることができます。



このシリーズの記事で何度も登場したこの和柄。
ここに使われている色を再現してみました。練習を重ねれば、迷うことなく
この色を絵の具で作り出すことができます。

身近な色をどんどん作って、感覚を磨いていきましょう!


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Posted by Yamada at 20:16Comments(0)TrackBack(0)色を体感する

2008年04月16日

絵の具で遊ぶ(3)

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ほぼ毎週水曜日更新の 「デザインについて考える」シリーズ

デザインはスポーツと同じだ!をモットーに、
オリジナルでビーズアクセサリーを作ってみたいと思う方へ、部活っぽく
いろいろな切り口でトレーニングと練習をご提案しています。

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毎週水曜日のデザインを考えるシリーズ。
カテゴリーを整理して、←のメニューバーに目次が表示されるようにしました。

私はデザインはスポーツと同じ。
地道な基礎トレーニングと、テクニック、そして経験が必要。

と考えていまして、記事にも、そんな表記がたくさん出てきますので、
デザインを考えるシリーズは、部活を意識して「デザイン部」としてみました。
これからは部活っぽく行きたいと思います!

記事のタイトルなども整理してみましたので少し見やすくなったと思います。


先日、お客様から「デザインシリーズ、楽しみに見ています。」

というメールを頂きました。
デザインシリーズに関するメールは初めてでしたので
かなりうれしかったです。

テクニック編や、レシピ編はいろいろなメールを頂いていたのですが
デザイン編は、反響が今までゼロガ-ンだったので、もしかしたら空振り?

とややテンションが下がり気味だったのですが
一人でも、そう言っていただければ!
もう、テンションあげてがんばります。


今日も続きます基礎トレ。

今日も引き続き絵の具を使って色を体感しましょう。
大事なのは「体感」ですから、頭でわかっていても、手を動かさないとだめですよ~

今日は仲がいい色について考えます。

まず、3原色絵の具の赤(正確にはマジェンダ)を出します。




この赤に、白、黒、グレーを少しづつ足した色を隣に並べます。
これは、前回やった、原色に白、黒、グレーをまぜた表の中の色たちになります。

赤という基本に、白、黒、グレーを混ぜたものは比較的仲がよいグループです。
ただし、混ぜる量が多くなればなるほど、仲良し度は微妙な関係になっていきます。



次に、3原色絵の具の残りの2色、黄色を少し足した色(オレンジ)と、青を少し足した色(紫)を並べて見ます。



これも比較的仲がよいです。先ほどと同様に混ぜる量が多ければ多いほど、微妙な関係になっていきます。


ここまでは、基本は赤ですから、わかりやすいかと思います。




この原色の輪。近いところにあるならよいですが、遠くにいけばいくほど
性格が違ってきますので、仲良くするには工夫が必要です。

一番、簡単な方法は、それぞれの色に同じくらいの 白、または黒、またはグレーを混ぜてしまいます。


↑ この2色に


↑黒と白をそれぞれ混ぜてみました。

もともと、性格は違いますが、共通の趣味をもたせて
仲良くさせてしまおうというようなものでしょうか・・・。

これも一つの方法ですね。



3色に、黒に近いグレーを混ぜてみました。
ぐっと、調和がとれてきます。

もちろん、実際の作品になると、それだけでなく、色の面積や使う場所、素材の質感など
様々がものが組み合わさり、全体の「調和」をつくりあげますが、

たとえば、当店のキットのこの「ガラン」



実際には、赤、青、黄、緑といろいろな色がベースになっていますが、
中央に淡いグレーの石が入っています。

そして、使っているビーズも実は原色に白に近いグレーを混ぜたような
くすんだ色を組み合わせることで基本的な調和をとっています。



奇抜な色合わせや、単調な色でも「素敵」と感じさせることができるのも
やはり、基本があってこそ。

何かを見て「素敵!」と感じるとき、そこには、
きちんとした、基本の上に、様々なテクニックが駆使されています。

このブログでも「いいものを探す」について触れましたが、
最初はただ、いいものを探し、記録し、観察するところからスタートします。

しかし、デザイン基礎体力がついてくると、
自然と、その「素敵」には、どんな基礎に、どんなテクニックがを使われているのかを探しだすことに変わってきます。

テクニックを増やすことは、作品の幅を広げることになります。

なんか、大変そう。

なんて思わないでくださいね。

体力がついてくれば、自然と目はそちらに向いていきます。
それに、 「ビーズを楽しむ」 一つとしてオリジナルの完成度を上げたい!
と思うなら、これはきっと、楽しい作業の一つになるはずです。


この「デザイン」シリーズのブログを通して、自分自身も基礎トレを最近さぼりがちだったので
時間をみつけては、いいものを見たり、絵を描いたりとトレーニングするようになりました。

やっぱり基本は大事です。

まだまだ基礎トレは続きます。
しっかり体力をつけて、実践に入っていきましょう!

(ってあくまでも体育会・・・)


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Posted by Yamada at 11:36Comments(0)TrackBack(0)色を体感する

2008年04月23日

プロの配色を見る

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デザイン部の活動曜日がやってきました。

そろそろ絵の具にも慣れてきたころではないでしょうか?

3原色絵の具で鮮やかな色の輪をつくる。
その鮮やかな色に白と黒を混ぜ合わせ色をつくる。
仲のいい色を探す。

の3つのトレーニングを、体感してきました。
繰り返し言いますが、実際に自分の手で色を作り出すことが「体感」です。

スポーツでも、映像を目でみたり、HOW TO本を読んでいるだけでは、
知識は身についても、体は動くようにならないのと
同じですから、しっかりと手を動かしてトレーニングしましょう。

今日は、色の組み合わせをしてみましょう。

色の配色をするトレーニングは、絵の具を使う方法ももちろん有効ですが、

今日は、雑誌や広告などの切り抜きを使ったトレーニング方法を
ご紹介したいと思います。

できるだけ大きな写真がいいのですが、たとえばこんな写真があったとします。



ここから、使われている色の部分を切り出します。目に留まる色数色でかまいません。
切り出すときはできるだけ、模様などがないところが理想ですが、
あまり細かいことは気にせずにまずは切り出してみましょう。



なにげなく見ている
広告や雑誌の配色は、プロが創り出したものです。

完成度の高い印刷物は、実に高度なテクニックが配色にもいかされています。

なにげなく見逃してしまいますが、
このように、色だけ取り出してみると、その絶妙な配色に気がつくことも多いと思います。

 右 

 右 

 右 



次のステップとしては、
それぞれの配色を見て、自分が感じるキーワードを書き込んでいきましょう。

一番最初の「どんぶり」の配色からは私は

「自然な」「落ち着いた」

という感じをうけます。
それぞれに正解、不正解はありません。自分がその配色によってどんな感覚を覚えるのかに
フォーカスしましょう。

「綺麗」「いい」

という抽象的な言葉から一歩踏み込んで
どんな風に綺麗なのか、どんな風にいいのかを考えてみましょう。


そして、次のステップでは、
絵の具を使って、その配色を再現しましょう。

再現する過程で、どんな色がどのくらい使われているのかを実感することができます。
すると、統一感のある配色には、一見バラバラに見える色でも
同じくらいの量の白がつかわれていたり、すべてに黒が混じっていたり
アクセントには、同系色から離れた色が使われていたりという発見があるはずです。

この発見を、自分で「体感」することもまた、
色に関する力をつける、一つの練習方法です。

今日は、3つのステップで少し、発展したトレーニング方法です。

身の回りにあふれすぎて、なんとも感じなくなっている色や配色。
プロが創り出す緻密で計算された色彩からは
たくさん学べることがあるはずです。



  

Posted by Yamada at 21:24Comments(0)TrackBack(0)色を体感する